おあしすぼらぼら

このソフトについて

概略

　1996年7月，32ビット化されたＯＡＳＹＳ for Windows95(以下ＯＡＳＹＳ95) V4.0がリリースされる。ソフトウェア自体のモデルチェンジは16ビットWindows用として併売されたＯＡＳＹＳ V3.0Aで果たしていたので，その仕様を完全32ビット化したものとなっている。

　バージョンアップによる購入も可能だったのだが，32ビット化されたこともあり，この際環境をきれいにしてインストールしようと思い，あえて新規インストール版を購入した。キャンペーン価格で28,000円であった。これ以降私はWindows用ＯＡＳＹＳはバージョンアップ版しか購入していないので，Windows用ＯＡＳＹＳのライセンスは都合3本分所有していることとなる。
　完全32ビット化，と言いながら，ＯＡＳＹＳフォントの表示には依然としてWIFEフォントシステムである「文字パターン基本セット」を使用しているなど古い部分も多く残っていたり，WindowsソフトなのかＯＡＳＹＳ専用機なのかよくわからない操作体系を依然として踏襲していたりするなど，まだまだ詰めの甘いソフト，という評価が世間では一般的だった。
　バグも多くまだまだ信頼度は低い，という意見もあったが，16ビット版のＯＡＳＹＳ V3に比べContura410のような低性能マシンでも快適に動作(ただし動作保証機種はi486DX2/66MHz以上のCPU搭載機種であり，Contura410はそれから外れるi486DX2/50MHzであった)したのは，もっと評価してもいい点だったのではないかと考える。同時期に32ビット化したものの，ソフトウェアのモデルチェンジも同時に行おうとしたためチューニングがうまくいかず，結局失敗作に終わった一太郎7との差は歴然としていた。

修正差分

　以下のURLに掲載(リンクは張り付けていません)。

http://software.fujitsu.com/jp/oasys/download/update/index.html#V4_0