私のＦＭＶ＞ＦＭＶ−Ｄ１２００
この頃のスペック
Xeon X3350/2.66GHz4GB
SATA SSD 240GB
nVIDIA GeForceGTS450 2GB
12倍速DVDマルチドライブ
Windows10 Pro Release Preview(64bit)
２０２０（令和２）年
SSD化を図った本機のwinsat formalの結果は次の通りである。
プロセッサ 8.4
メモリ 5.9
グラフィックス 6.4
ハードディスク 7.4
基本スコア 5.9
ハードディスクのスコアは順当に7.4まで上がったが，プロセッサのスコアが若干低下し，メモリのスコアはなんと5.9に下がっていた。実は本機，メモリを4GB載せているのだが，64ビットOSにも関わらず実装メモリは3.8GBしか認識されていない。64ビットOSでメモリ容量が4GBを下回っているため自動的にスコアが5.9まで下がったと思われるのだが，それにしてもそれならどうして前回8月測定時にメモリのスコアが8.6だったのだろう。
ただ，1年前はあんなにぎくしゃくした画面表示がかなりなめらかになっており，製造後12年を迎えようとしているのにもかかわらず，本機はそれなりに動作することができている。
４月
Windows Insider ProgramのSlowリングで，Ver.2004の製品版同等のバージョンが公開され，本機にもインストールされた。
動作には特別問題は見られなかった。
６月
Windows Insider ProgramのSlowリング改めBetaチャンネルで，Ver.2004の次版であるVer.20H2が公開され，本機にもインストールされた。これまでだとバージョン表記が"Ver.2004"のままプレビュー版のビルドが上がっていったものだったが，今回から開発コードである"20H2"がそのままバージョン名となった。"20H2"がそのまま正式なバージョン名となるということも言われているようだ。
なおインストールはVer.1909同様定例のWIndows Updateと変わりがない簡便なものとなっており，インストール時間も短い。その直前に適用されたVer.2004用のアップデートファイルの適用時間の方がむしろ長いくらいだった。
１０月
Windows Insider ProgramのBetaチャネルで，Ver.20H2の製品版同等のバージョンが公開され，本機にもインストールされた。
２０２１（令和３）年
４月
Windows Insider ProgramのBetaチャンネルで，Ver.20H2の次版であるVer.21H1が公開されたのは2月のことであり，それは本機にもインストールされた。インストールはVer.20H2に続き定例のWIndows Updateと変わりがない簡便なものとなっていた。製品版同等のものは4月に公開されたのでアップデートを行った。一般に公開されたのは5月のことであり，その1週間前に公開された定例のWindows Updateで，実際に一般に公開されたビルドが適用されていた。
７月
大がかりなアップデートがあると予想されたWindows10だったが，それは"Windows11"という，新しい名前がつくことになった。
本機でその新しいWindows11が動作するとは思えないのだが，とりあえず，有志ソフトの"WhyNotWin11"というソフトを走らせてみた。結果は次のとおり。
レガシーブート。ディスクパーティションはMBR。メモリ2GB。非セキュアブート。TPMなし。Xeonという名前がついていながら，CPUは互換リストに掲載されていない。DirectX12とWDMM2に対応しているのは古いながらもグラフィックスカードを装着しているからか。ま，本機についてはWindows10のままＯＡＳＹＳの動態保存マシンとして残すつもり(その役割はCELCIUSに置き換えるかも知れないが…)なので，Windows11が動作しなくても別に構わない。
そしてWindows11のInsider Previewが始まったことにより，当初はDevチャネル，次いでBetaチャネルでもWindows11の試用が開始され，本機のようにWindows11の動作要件を満たさないものは，強制的にWindows10のRelease Previewチャネルに移行され，そこでWindows10 21H2の試用が始まることになった。Windows10の21H2版は結局，Ver.2004，Ver.20H2，Ver.21H1と同じ系列のものとなるようで，小幅なアップデートになることが予想されている。本機もWindows Updateによるインストールを行ったが，特に問題なく動いているようだ。
１０月
Windows Insider ProgramのRelease Previewチャネルで，Ver.21H2の製品版同等のバージョンが公開され，本機にもインストールされた。ビルド番号は19044.1288であった。もっともインストール後5日後にその修正ビルドが落ちてきた。
Ver.21H2のリリースは翌11月に行われたが，我が家にある他のWindows10マシンに落ちてきたビルドは，リリース直前の定例Windows UpdateでRelease Previewチャネルに落ちてきた，ビルド19044.1348であった。だがすでにその時点で，Release Previewチャネルには2回新しいビルドが落ちてきており，Windows11リリースによるマイクロソフト社内のどたばたがこんなところにも影響しているのかと思った。