さらばＰＣ−９８
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かつてはどんなオフィスにも必ず1台や2台は存在した「PC-9801」，「PC-9821」。しかしいつしか，パソコン店の店頭から本体を見かけなくなり，周辺機器の入手も困難になった。
2003年9月30日には，最後のPC-9821であったデスクトップ・ノート計2機種の販売が終息した。それから早6年が経過し，もはやオフィスの机上でPC-9800シリーズを見かけることは難しくなってしまった。
ここでは，そんなPC-9800シリーズについて，自分なりの感想を交えながらまとめてみたい。
機器紹介について
PC-9800系マシンについては，すでに数多くのサイトでさまざまな機種の紹介がなされています。本サイトではあくまでも自分が目にしたり，実際に使用した機器について紹介し，それ以外の機種については，必要があれば本文中に掲載するのみとしています。
PC-9800系マシンについて詳しくお知りになりたい場合は，他の優れたサイトの利用をお勧めします。なにとぞご了承ください。
PC-9800系一代記
黎明期
「PC-9801」登場。しかしまだまだ8ビット機の方が主流だった。(1982,10〜1985,6)
充実期
「PC-9801VM」という原器の登場で，ビジネスパソコンの流れが変わった。(1985,7〜1988,6)
PC-9801VX2/PC-9801UX21/PC-9801LV21/PC-9801UV11
黄金期
「PC-9801RA2」の登場で，ついに天下をとる。(1988,7〜1992,12)
PC-9801RA21/PC-9801N/PC-9801NV/PC-9801DA/PC-9801FA/PC-9801NST/PC-9801FS/PC-9801US
戦国期
DOS/V陣営との合戦に，「PC-9821Ap」で迎え撃つ。(1993,1〜1995.4)
PC-9801BX/PC-9801NSR/PC-9801NXC/PC-9821Bs/PC-9821Bf/PC-9821Ce2/PC-9821Ap3/PC-9821Ld
低迷期
「PC-9821Xa7」登場するも，すでに敗色濃厚となる。(1995,5〜1997,9)
PC-9821Xa7/PC-9821Cb2/PC-9821Xe10/PC-9821Xa13/PC-9821V10/PC-9821V13/PC-9821Xc13
衰退期
競争力のなくなった，「PC-9821Ra43」。(1997,10〜2003.9)
消失期
それでも生き続けるPC-9800系マシン。(2003,10〜)