私のＦＭＶ＞CELSIUS J530
この頃のスペック
Xeon E3-1275v3 3.50/3.90GHz16GB
SSD 500GB
Quadro P600 2GB
6倍速BD-REドライブ
Windows11 Pro Ver.24H2
２０２４（令和６）年
今年の3月で，本機入手から3年を迎える。Windows11には正式に対応していないが，今のところバージョンアップは問題なく受け続けることができているようだ。「年3000円で快適なパソコンを手にいれる」目標は概ね達成し，以後は年間コストがさらに下がると言うわけだ(後で購入したグラフィックスカードや雑多な部品は勘定に入れていない(爆))。
しかし忘れてはいけないのだが，実は本機は去年秋で製造から10年を迎えている。ひょっとすると，いろいろなところが急に具合が悪くなることも十分考えられるので，今後はそのことにも注意しながら使っていく必要がある。
２月
"POPCNT"命令のないCPU，具体的にインテルで言えばCore2以前のCPUを持つマシンでは，Windows11 Ver.24H2以降のアップデートを受けられないかも知れない，という情報が駆け巡った。
本機はCore i CPUで言えば第4世代のCPUを持っており，しかも"POPCNT"命令を持っているので，おそらくWindows11 Ver.24H2のアップデートは受けることができるのではないかと見込んでいる。というわけで，家内の持っているCore2 Duo搭載Inspiron1525が最新のWindowsのアップデートを受けられなくなる2025年11月以降，その受け皿となることが決まった。もともと2023年中に，家内がYouTubeでオンデマンド視聴の研修を受ける際，本機をマルチユーザ化して使えるようにしたので，Inspiron1525にあるデータを移動させれば利用可能ということになる。
マイクロソフトが新しいパソコンを買わせようと，Windowsの動作要件をどんどん引き上げるのは勝手だが，そんなマイクロソフトの思惑にかかわらず，昨今のセキュリティ強化に伴い，だんだん自宅で職場の仕事の続きをすることが難しくなってきているため，自宅用のWindowsパソコンを更新する必然性が少なくなってきている。マイクロソフトがまず取り組まないといけないのは，本当にセキュアな環境で自宅と職場がシームレスにつながるようにすることだと思われるのだが，最近のマイクロソフトはなんだか明後日の方向しか見ていないような気がする。
７月
ケーブルテレビ回線の導入により，拙宅もついにインターネット10Gbps環境となった。
しかしCELCIUSを置いている2階のパソコンコーナーと，ルーターを置いているロフトの間は壁内に配管されたエンハンストカテゴリー5のケーブルでつながっているため，最高速2.5Gbpsでしかつながることができない(5Gbpsでつながる，という情報もあるか，5Gbps対応の機器は残念ながら現時点ではないに等しい状況)。
本機には，USB3接続で2.5Gbps対応のLANモジュールを増設することにした。購入したのはプラネックスの"USB-LAN2500R2"である。
エンハンストカテゴリー5のケーブルでつながっているので本当に2.5Gbpsでリンクされるのか心配だったのだが，リンク自体は確立することができた。ただ実際のインターネットの速度としては，1Gbpsを超えることはできたのだが，残念ながら2Gbpsには到達できなかった。
８月
ボーナスも出て，お金に少々余裕ができたので，ささやかながら本機のパワーアップを図ることにした。
本機リリース時に選択できたCPUとして，Xeon E3-1275 v3がある。これなら現在3000円でオークションで購入してもお釣りがくるので，これを選んで落札した。
1275 v3のパワーアップ版として1276 v3があるのは知っているのだが，ほんの数百MHzしかクロックアップされていないのに，落札価格が倍の5000円となっていた。数百MHzしか性能が向上しないのにあと2000円も払うというのは馬鹿馬鹿しかったのでこの選択となった。
例によって性能的に大きく向上したような印象はない。しかし操作していて若干のキレの良さを感じることは多くなったような気がする。
１０月
これまでVer.23H2のInsider Program Betaチャネルを本機で受けてきたのだが，x64機用のWindows11 Ver.24H2がリリースされたので，そちらに移行することにした。
Insider Programを受けていたので，それを抜ける時にクリーンインストールが必要かとあせったのだが，Insider Programを抜けた後のWindows UpdateでまずはVer.23H2の正規版が降りてきたのでそれをダウングレード・インストールした。インストールしたアプリやデータは特に問題がないようだった。
そこから，(さすがにWindows UpdateによるVer.24H2へのアップグレードは無理だと思ったので)マイクロソフトの「Windows11のダウンロード」サイトを利用することにした。
まずは「Windows11インストールアシスタント」の利用を試みたが、本機は当然Windows11の動作要件外のマシンのため，アップグレードを拒否されてしまった。次いで，「Windows11のインストールメディアを作成する」で作成したUSBメモリを使ってインストールしてみたところ，特にインストールプログラムから怒られることもなくインストールがするすると進み，意外とあっけなくVer.24H2化が完了してしまった。
これで本機は，私が還暦を迎えた後の2026年10月13日まで問題なくネットにつないで使用できることが約束されたというわけだ。